劇と暮らしとは?
2017年初春、都心の空間を何かしら文化的なことに活用できないかと模索していた三井不動産ビルマネジメント株式会社と、演劇という文化がもっと世の中に役立つための仕組みを作れないかと模索して いたconSept LLCによって、演劇や演劇のメソッドを通して心と体を整えたり、暮らしを豊かにする ための様々なアプローチを考え、実践して行くことを目的として『劇と暮らし』プロジェクトはスター トしました。
「演劇を見たことはありますか?」と種々のビジネス交流会やセミナーなどで知り合った方々に質問を してみると、見事にほとんどの方から触れたことがないという答えが返ってきます。 中には「1、2度は」と言われる方もいますが、どんなシチュエーションで体験したのだろうと訪ねてみると、「よく覚えていないけど知人の知人が...」とか「行きつけの居酒屋でバイトしてる子が役者を目指してて」という場合が多いようです。もちろん芸能人の誰かのファンであることからご覧になる方もいらっしゃいます。
演劇は映画やコンサート同様、娯楽であったりアートであったりと、趣味として観るものの一つでもあ りますが、一方でローマの時代から、その時代と社会を再現し(もしくはシミュレートし)楽しむものと言われるほど、演劇には我々の生活に密接している要素が詰まっているのです。 ドイツやイギリスなどヨーロッパではその発展形として演劇の要素が地域活動や教育活動にも盛り込まれており、人の行動、心理、関係性などについて観察し掘り下げられている一つの学問でもあります。
そんな演劇の考え方や方法論の一部を活用して、特に社会人の方々に、自分自身の頭と心と体と向き合 っていただきながら、同時に上司や部下、同僚、家族、友人など様々な状況での人との関わり方につい て直感的に体感していただくことで、日々の暮らしのヒントや活力を得ることに少しでも貢献できれば という思いと同時に、普段演劇に触れる機会が少ない社会人の方々に「演劇」をほんのり感じて体感していただく機会になればという思いを込めて活動を続けています。


0期の
トライアル

「劇と暮らし」の新プロジェクト「ビルで働く演劇人」では、2019年1月4日〜2月28日にかけてそのタイトルが示す通り、ビルの中で働いて貰いながら演劇を学ぶということを試みました。
トライアル版として2ヶ月という短期間の実施でそたが、「働き」「学んだ」成果を2019年2月28日に日本橋ホールにてオープンワークショップ形式でお披露目する事で大団円を迎えたました。
0期のトライアルでは、
「働く場」と「演劇文化」の融合によるビル圏内の共創デザインを目指しました。

メンバー紹介
メンバーがお互いの紹介をしているので、写真をクリックしてみてください!
廣岡悠那
門田奈菜
服部真由子
茶谷力輝
鈴江真菜
庄司大希
吉岡瞳
小松崎楓
田中佑果